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令和5年度から税理士試験の受験資格が緩和されます!


今年度から「税理士試験が受験しやすくなった」という事実をご存知でしょうか?

税理士試験は、その名の通り「税理士になるための国家試験」なので、何だかんだ一定の受験資格が必要なのですが、この受験資格が大幅に緩和されることになったのです。

会計学科目(簿記論・財務諸表論)

何とビックリ、いわゆる「簿財(ぼざい)」の受験資格要件が撤廃されました!

従来(令和4年度まで)

高校生や大学1・2年生が受験するには、日商簿記1級合格などの受験資格要件を満たす必要がありました。

緩和後(令和5年度以降)

簿記論と財務諸表論については、受験資格要件が撤廃されたため、今後は誰でも受験可能です。

税法科目

税法科目については、履修科目の範囲が拡充されました!

従来(令和4年度まで)

「法律学又は経済学」に属する科目を少なくとも1科目は履修する必要がありました。

緩和後(令和5年度以降)

履修科目の範囲が、「法律学又は経済学」から「社会科学」に拡充されました。

この「社会科学」には、法律・経済のほか、政治・行政・社会・経営・教育・福祉・情報など、広く社会に関わる多様な学問分野が含まれるため、法律や経済とは無関係な文学部や理工学部の大学生または卒業生でも税理士試験の受験が可能となる訳です。

なぜ受験資格の緩和を??

今回の受験資格の緩和策には2つの狙いがあります。

まず1つ目の会計学科目の受験資格不要化は、受験ファーストタッチの早期化を狙ったものです。

これまでの「日商簿記1級合格」という受験資格要件は、正直「簿記論合格」に匹敵する難易度だった訳なので、これが不要となるのは相当ハードルが下がります。

これまで日商簿記1級をクリアしてから受験された方は、やり切れない思いかもしれませんが…。

2つ目の履修科目要件の緩和は、昨今の活動領域拡大に応じて、税理士には広く社会に関する基礎的素養が求められていることを踏まえ行われた緩和策です。

ただ、「広く社会に関する基礎的素養が求められている」のであれば、「緩和」という選択が正しいと言えるのでしょうか…。

まぁ、「税理士」は魅力的な仕事だから、皆も税理士を目指してみてよ!ってことですね。

という訳で、最後に日本税理士連合会のHPから「税理士の魅力」を引用しておきたいと思います。

税理士の魅力とは?

税理士は税と会計の専門家であり、税務に関わることを許されている“唯一”のプロフェッショナル。

社会貢献度も高く、とても働きがいのある仕事です。

税理士の主な業務である「税務代理」「税務書類の作成」「税務相談」は、税理士法の定めにより、税理士だけが行うことができる独占業務です。

う~ん、何だか「きれいごと」のような気もしますが…

まぁ、私が考える税理士の1番の魅力は、

独立開業できること!

だと思います。

非効率な仕事はしたくない!

つまらない社内政治には興味がない!

接待は絶対にしない、されない!

という私のようなサラリーマンに向かない社会不適合者の皆さん、ぜひ税理士試験にチャレンジしてみていかがでしょうか。

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