業販をされている バイク屋さんから現状販売で購入したST250E君。
色々と不具合がありましたが、納車時点でフロントフォークのオイル漏れはありませんでした。
しかし、数ヶ月経過したタイミングで右側のフロントフォークからフォークオイルが不自然に溢れ出てくるようになりました。
インナーチューブに薄っすらオイル滲みが付着して…
という通常のオイル漏れのスタートではなく、溜まったオイルが溢れてくる感じというか…
兎にも角にも状態を確認すべく、ダストシールを外して確認してみます。
と、ダストシールにシール剤で蓋がされていました。
ますます不自然です。
やっぱりです。
オイル漏れを誤魔化すためにオイルシールとダストシールの間に大量のシリコングリスが充填されていました。
左側も。
とりあえず、左右とも清掃していきます。
ダストシールを戻して、少し試乗してみます。
左側は大丈夫そうです。
右側はやはりオイル漏れがあるようです。
このシリコングリス充填の手法は、「応急処置」としては有名な方法です。
一時的にオイル漏れを止める効果があるので、ツーリング先やバイク屋に修理を出すまでの間などには有効だと思います。
その一方で、バイクを販売する際に「オイル漏れが無いように見せる」ことができるので、現状販売のバイクなどに施されることが多い手法でもあります。
現状販売というのは「そういうこと」なので私は何とも思いませんが、それが「現状販売」の現状です(笑)
さてさてそれでは折角の機会なので、もう1つ有名な「応急処置」を試してみましょう。
クリアファイルをチョキチョキ。
シリコングリスも用意。
ダストシールを外して、
インナーチューブとオイルシールの隙間にグサリ!
くるりんぱっと1周まわして、隙間のダストを除去。
シリコンスプレーとウエスで清掃して、
オロナイン軟膏の要領でシリコングリスを塗布。
シュコシュコとストロークさせて馴染ませていきます。
最後に余分なグリスを拭き取って、ダストシールを戻せば完了です。
どれほどの効果があるのか、しばらく様子をみたいと思います。