仕事のできるヤツ

専門用語を使わない専門家と関西弁を使わない関西人~「ちょける」と「いちびる」の違い~


私は一応「税の専門家」という立ち位置におります。

しかし、偉そうに専門用語を並べるヤツが大嫌いなので、なるべく専門用語は使わないように心掛けております。

例えば、

不相当に高額な部分の金額は、税務上損金不算入となるため税務否認される恐れがあります!

って聞いて、どう思われますか??

何だか偉そうですよね!?

私ならこう言います。

あんまり高すぎたら税務署に怒られまっせ!

いかがでしょうか?

関西弁丸出しですよね!?笑

そうなんです!専門用語を言い換えると、なぜか関西弁になるのです!!

という訳で、今日から私の肩書は

「専門用語を使わない代わりに関西弁を使ってしまう税理士」

にしたいと思います。

と、余談はこの辺りにして…

引き続き余談です。

私は2008年1月に関西から東京に出てきたのですが、間もなく丸15年が経とうとしています。

流石に標準語と関西弁の違いも理解しているのですが、どうしても東京の人にはニュアンスが伝わらない関西弁があります。

それは、

『ちょける』

です。

普段からふざけてばかりいる関西人ですが、この「ふざける」のことを関西弁で『ちょける』という言い方をするのです。

そして、良く似た言葉に

『いちびる』

があります。

これも「ふざける」という意味で使われます。

しかし、この『ちょける』と『いちびる』は全くニュアンスが異なり、この違いこそが関西弁の最難問だと私は思います。

そして、その明確な答えをここで示したいと思います。

まず『ちょける』について。

これは「ふざける」の中でも良い意味で使われいます。

最も近い言葉は…

『おどける』

です。

例えば、集合写真を撮るとき。

まずは真面目にパシャリ。

ここで撮影者が言うのです。

はーい、次は皆でちょけて撮るよー。

と。

すると、皆で『おどける』のです。

変なポースをしたり、いわゆる変顔をしたりと。

これで『ちょける』のニュアンスがお分かり頂けたと思います。

次に『いちびる』について。

これは「ふざける」の中でも悪い意味で使われいます。

最も近い言葉は…

『調子に乗る』

です。

特に小さな子供が調子に乗ってはしゃぎ回るような行為を『いちびる』と言います。

よって、大人が子供に注意する際に、

おい、あんまりいちびんなよ!

いつまでもいちびってんちゃうぞ!

といた具合に使われます。

また、頻繁にいちびる人のことを『いちびり』という言い方もします。

暑がり、寒がり、ビビり、

といった使い方と同じですね。

『ちょける』『いちびる』

この違いが分かるようになったあなたは、関西弁検定1級合格も夢ではないでしょう!!


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