仕事と愛車

【第1回】美容師/岩野克哉さんの『仕事と愛車』


記念すべき第1回目のゲストとして登場して下さるのは、美容師の岩野克哉さんです。
誰しもがその生活の中で関わりがあるものの、意外と知られていない「美容師」というお仕事と、岩野さんご自身の愛車について聞いてみたいと思います。

岩野 克哉 × 美容師

酒井:「スタートしたばかりの企画なので、何かと至らない点があるかと思いますが、宜しくお願いします。」

岩野さん:「こちらこそ、宜しくお願いします。記念すべき第1回目にお声掛け頂いて光栄です。まずは、何からお話すれば良いですか?」

酒井:「そうですね、早速愛車の話を…と言いたいところですが、まずはお仕事の話からお伺いできればと思います。岩野さんが、美容師になったきっかけって何かあるのですか?」

岩野さん:「コンビニで立ち読みしていると、お店のオーナーに声を掛けられたのがきっかけですかね。『美容師やらないか?』って。」

酒井:「いきなり声を掛けられたのですか?怪しいと思いませんでしたか?」

岩野さん:「いえいえ、私が昔から髪を切ってもらっていたお店のオーナーだったので、いきなり初対面で声を掛けられたという訳ではないですよ!」

酒井:「そうなのですね。正直、もっとドラマチックなエピソードがあると思って期待してしまいましたよ!笑」

岩野さん:「がっかりさせてスイマセン!笑。ただ、美容師を『続けている人』のきっかけって、意外とこんなもんで、『小さい頃から憧れていて美容師になった』なんて人は僅かですよ。やっぱり華やかな世界を夢見て美容師になった人は、理想と現実とのギャップがありすぎて辞めちゃうケースが多いのかもしれませんね。」

酒井:「それってつまり、仕事がキツイってことですか?」

岩野さん:「キツイという表現は適切ではないと思いますが、楽ではないですね。全く休憩を取れない日もありますし、自分自身の技術や知識を向上させる努力は常に必要なので、お店が終わったあとの時間を自分自身の為に使いますから、帰りが遅くなることも多いです。」

酒井:「う~ん、美容師さんって大変なお仕事なのですね。やっぱり、辞めたくなることもありますか?」

岩野さん:「ないです!」

酒井:「即答でしたね。」

岩野さん:「酒井さんに言わせれば、不純な動機で始めた美容師という仕事かもしれませんが(笑)、今は、楽しんで働いています。その人の顔やスタイルに合った髪型を提案して喜んで頂いたり、成人式や記念パーティーといった大切な日にセットを任せて頂いたり…楽しみは沢山ある仕事だと思いますよ。何より、色々な人と話をすることが好きですしね。不思議と乗り物好きの方にご指名頂く機会が多かったりもしますし。」

酒井:「おっと、ここで乗り物の話をもってきますか!笑。それでは、岩野さんの美容師という仕事に対する想いをお聞きしたところで、いよいよ愛車のことをお聞きしていきたいと思います。」

岩野 克哉 × Harley‐Davidson

酒井:「えーっと、岩野さんの愛車の場合、色々と詳しい内容をお伺いする前に、皆様に写真を見て頂いた方が良いですね!笑」

XLH883
写真:美容師 岩野 克哉さんの愛車

酒井:「何ですかコレ??」

岩野さん:「バイクです!笑」

酒井:「確かに、私も『もしかしてバイクかな?』とは思ったのですが、私が知っているバイクとは、ずいぶん姿形が違う気がしますね!笑」

岩野さん:「そうですか?ちょっとだけ拘りましたけど。」

酒井:「ちょっとですか…。それでは、その拘りをお聞きしたいのですが、全部お聞きしてしまうと2~3日間はかかってしまいそうなので、3分以内で拘りポイントを教えて下さい。」

岩野さん:「了解です。このバイクは、1970年代にサンフランシスコで流行したスタイル『フリスコスタイル』をモチーフにカスタムしています。
『フリスコスタイル』について簡単に解説させて頂くと…全体的に細身かつコンパクトに、ミッドコンでステップ位置が高いのが特徴です。当時アメリカではロングフォークが流行っていましたが、坂道が多く道幅が狭いサンフランシスコでは、ロングフォークだとUターンがし辛く、とても不便だったので『フリスコスタイル』と呼ばれるコンパクトにまとめた街乗りスタイルが流行したそうです。
私の拘りとしては、ハードかつスタイリッシュなイメージにまとめている黒、銀、金の3色をメインにした色使いですね。
特に、真鍮パーツの配置には気を遣いました。あまり真鍮を使い過ぎても金ピカ成金車みたいになってしまうので、ピンポイントで存在感を出すのが難しいんですよ…。
このバイクは、ハンドルポスト、ボルトカバー、ブレーキランプなどに真鍮を使っているのですが、それらが絶妙かつ抜群の存在感を発揮していると思います。いわゆる自画自賛ってヤツですね!笑。
特に気に入っているのが、純正のシーシーバーにナンバーとブレーキランプを溶接してリアからの雰囲気を悪っぽくしたところですね!
『バイクはリアで語る!』これが、私の持論です!
タイヤはオールステートっていうあまり日本では見かけない少々マニアックなタイヤを履いています!
まだまだ自分の中では3割くらいしかカスタムは済んでないので、これからも少しずつカスタムしていく予定です。
次にカスタムする予定なのは…」

酒井:「ピピィー♪残念ながら3分経過しましたので、終了とさせて頂きます!笑。
先ほどの全体像の写真で、コンパクトなスタイルはお分かり頂けたのではないかと思いますが、ここで真鍮パーツや色使いの拘りが伝わる写真をもう一枚ご紹介させて頂きます。

XLH883カスタム

酒井:「悪さの中にも上品さが漂う、バランスの取れた素敵なカスタムですね♪」

岩野さん:「有難うございます。まだまだ写真ありますけど、お見せしましょうか?」

酒井:「今日のところは、もう結構です!笑」

岩野さんの愛車データ

メーカー:Harley‐Davidson
車種:XLH883
年式:1998年(国内登録2015年)
排気量:883cc
酒井コメント:岩野さんの拘りポイントをお聞きして参りましたが、『バイクはリアで語る!』という考え方には私も賛同します。バイクだけでなく、クルマも後姿が美しくないと魅力があるとは言えませんよね。
XLH883前

美容師 × Harley‐Davidson

酒井:「岩野さん、美容師という仕事のこと、愛車であるハレーダビッドソンのこと、色々と楽しいお話をお聞かせ頂き有難うございました。」

岩野さん:「いえいえ、こちらこそ有難うございました。まだ、愛車のことが話し足りない気がしますが、大丈夫ですか?笑」

酒井:「それはまた、個人的にということで…。最後に、もう1つ聞かせて下さい。美容師 岩野克哉さんと愛車XLH883とは、どういった関係性だと思いますか?」

岩野さん:「難しい質問ですね。愛車の為に仕事を頑張っているとも言えますし、私の愛車が乗り物好きなお客様を呼び寄せてくれているような気もしています。旨く言えませんが、仕事とか遊びに関係なく、『仲間』って感覚ですかね。」

酒井:「なるほど。『仲間』ですか。仕事仲間であり、遊び仲間でもある。素敵な関係ですね。岩野さん、本日は本当に有難うございました。近々、一緒にプチツーリングにでもいきましょう♪」


写真:美容師 岩野克哉さん(左:2019年ビクトヘアー開業時の岩野さん、右:若かりし頃の岩野さん

美容師 岩野 克哉さんに会えるお店のご紹介

店舗名:ビクトヘアー(Vict hair)
住所:東京都練馬区東大泉1-30-13 1階
電話:03-6885-0634
URL:https://beauty.hotpepper.jp/slnH000469484/
営業時間:10:00~20:00(カット最終受付19:00 )
定休日:毎週火曜日

スポンサーリンク

コメントを残す

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)