先日、プジョー・シトロエンジャポン株式会社から１通の「お知らせ」が届きました。
そのタイトルはと申しますと…
またリコールかな？と思ったら、今回は「サービスキャンペーン（不具合対策）」だそうです。
通常、自動車の設計や製造過程に問題があることが発覚した場合には、自動車メーカーが自らの判断により、該当する自動車の回収・修理を行い、事故やトラブルを未然に防止する措置を講じる訳ですが、この回収・修理には大きく３つの種類が存在します。
リコール
リコールとは、同一の型式で一定範囲の自動車等又はタイヤ、チャイルドシートについて、道路運送車両の保安基準に適合していない又は適合しなくなるおそれがある状態で、その原因が設計又は製作過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、保安基準に適合させるために必要な改善措置を行うことをいいます。
改善対策
改善対策とは、リコール届出と異なり、道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全の確保及び環境の保全上看過できない状態であって、かつ、その原因が設計又は製作過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、必要な改善措置を行うことをいいます。
サービスキャンペーン
サービスキャンペーンとは、リコール届出や改善対策届出に該当しないような不具合で、商品性・品質の改善措置を行うことをいいます。
今回の「エンジン水温センサーの不具合」は「サービスキャンペーン」に該当し、「保安基準に適合していない状態」や「安全の確保及び環境の保全上看過できない状態」ではありませんが、時間を割いてクルマをディーラーに持ち込まなくてはならないことには変わりありません。
ただ、こんなことでもない限りは、点検や車検以外でプジョーディーラーを訪れる機会もありませんので、ちょっくら時間を見つけて、NEW308（SW）とRCZのGTLineでも見がてら、プジョーディーラに208GTiを持ち込みたいと思います。
以下、今回の「サービスキャンペーン（不具合対策）」のお知らせ内容です。ご参考までに。
お客様各位
2015年7月
プジョー･シトロエン･ジャボン株式会社
パーツ･サービス部
サービスキャンペーン（不具合対策）のお知らせ
謹啓
平素は､プジョー車をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。
お客様にご使用いただいておりますプジョー車におきまして､エンジン水温センサーに不具合があるため､エンジン冷却水の温度を正確に測定できなくなるおそれがあることが判明いたしました｡そのため､このまま使用を続けるとエンジン警告灯､冷却水温度警告灯が点灯する､またはエンジンの始動性が悪くなるおそれがあります。
ご多用のところ誠に恐縮ですが､お早めにプジヨーディーラーにて､改善作業（無償にてエンジン水温センサーの点検･修理作業）をお受けくださいますよう､謹んでお願い申し上げます。
本作業の所要時間は､1時間程度を見込んでおりますが､状況によっては車両をお預かりする場合もございます。
工場の混雑が予想されますので､あらかじめご予約を頂戴致したく、お客様のご協力をお願い申し上げます｡ご予約につきましては､添付のプジョーネットワークリストをご参照下さい。
お客様には多大なご迷惑とご心配をお掛けしますことを深くお詫び申し上げます。
今後も､品質向上と安全確保により一層努力する所存でおりますので、何卒ご理解を賜り末永くご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
謹白
