税金雑学

バイク(原付・軽二輪)の自賠責保険は何年で加入すべきか(何年乗るかわからない場合は加入期間が長いほうがお得?)


自賠責保険は引き下げ、任意保険は値上げ

自動車やバイクの所有者に加入が義務付けられている自賠責保険ですが、2020年4月1日以降の契約から保険料が平均16.4%引き下げられます。

3年ぶりの引き下げで、クルマ好き・バイク好きの皆さまにとってグッドニュースであることはもちろんのこと、自動車販売店にとっても、お客様に提示する支払総額が少なくなるので、商談を行ううえでメリットになることでしょう。

ちなみに、引き下げの要因としては、「自動ブレーキの普及などで交通事故が減少していること」だそうです。

一方で、任意保険(自動車保険)の保険料は値上げ傾向にあります。

大手損保会社はすでに2020年1月以降の契約について保険料の値上げを行っており、値上げの理由としては、

・消費税率の引き上げ
・民法改正による支払保険金の増加
・高価な電子部品の搭載増加

などが挙げられています。

個人的には「消費税率の引き上げ」が保険料に影響するという理屈に納得できない部分もありますが、保険会社さんも色々と大変なので、今回の保険料値上げは「仕方がないこと」と割り切って考えるようにします。

自賠責保険と未経過保険料(解約返戻金)

自賠責保険を契約する際には、契約期間を決めて24ヵ月分や36ヵ月分といった形で保険料を一括で支払いますが、保険を途中で解約した場合には、残りの期間に応じて未経過分の保険料が戻ってきます。

これは「未経過保険料」や「解約返戻金」と呼ばれるもので、当初の契約期間と残りの期間の月数(1月未満の端数は切り捨て)でその金額が決まります。

自賠責保険の解約日は「廃車手続きを行った日」ではなく「保険会社に解約必要書類を提出し受理された日」なので、手続きが遅れて受取る金額が少なくならないように注意しましょう。

自賠責保険は何年(何カ月)で加入すべきか

さて、いよいよ本題です。

バイク屋さんや個人売買で車検のないバイク【原付や軽二輪(125cc超250cc以下)】を購入した際、自賠責保険の契約期間をどうするか、悩んだことがある方も多いのではないでしょうか?

何年乗るか分からないので、取り敢えず1年(12ヵ月)…

何となく2年(24ヵ月)くらい…

長い方が得だという噂を聞いたから5年(60ヵ月)…

でも、実際のところどうなのでしょうか??

ちょうど保険料も改定されることですし、2020年4月1日以降契約(本州、北海道本島、四国本島、九州本島の場合)の原付の事例で検証してみましょう!!

まず、下記表が契約期間ごとの契約保険料と解約時の残期間に応じた解約返戻金の一覧です。

契約期間 60ヵ月 48ヵ月 36ヵ月 24ヵ月 12ヵ月
契約保険料 14,380 12,600 10,790 8,950 7,060
未経過期間 解約返戻金
59ヵ月 9,090
58ヵ月 8,920
57ヵ月 8,760
56ヵ月 8,600
55ヵ月 8,440
54ヵ月 8,280
53ヵ月 8,120
52ヵ月 7,960
51ヵ月 7,800
50ヵ月 7,640
49ヵ月 7,480
48ヵ月 7,320
47ヵ月 7,160 7,310
46ヵ月 7,010 7,140
45ヵ月 6,850 6,980
44ヵ月 6,690 6,820
43ヵ月 6,530 6,660
42ヵ月 6,380 6,500
41ヵ月 6,220 6,340
40ヵ月 6,060 6,180
39ヵ月 5,900 6,020
38ヵ月 5,750 5,860
37ヵ月 5,590 5,700
36ヵ月 5,430 5,540
35ヵ月 5,280 5,380 5,500
34ヵ月 5,120 5,230 5,330
33ヵ月 4,970 5,070 5,170
32ヵ月 4,820 4,910 5,010
31ヵ月 4,660 4,750 4,850
30ヵ月 4,510 4,600 4,690
29ヵ月 4,360 4,440 4,530
28ヵ月 4,200 4,280 4,370
27ヵ月 4,050 4,120 4,210
26ヵ月 3,900 3,970 4,050
25ヵ月 3,740 3,810 3,890
24ヵ月 3,590 3,650 3,730
23ヵ月 3,440 3,500 3,570 3,660
22ヵ月 3,290 3,340 3,420 3,490
21ヵ月 3,140 3,190 3,260 3,330
20ヵ月 2,990 3,040 3,100 3,170
19ヵ月 2,840 2,880 2,940 3,010
18ヵ月 2,690 2,730 2,790 2,850
17ヵ月 2,530 2,580 2,630 2,690
16ヵ月 2,380 2,420 2,470 2,530
15ヵ月 2,230 2,270 2,310 2,370
14ヵ月 2,080 2,120 2,160 2,210
13ヵ月 1,930 1,960 2,000 2,050
12ヵ月 1,780 1,810 1,840 1,890
11ヵ月 1,630 1,660 1,690 1,730 1,770
10ヵ月 1,480 1,510 1,530 1,580 1,600
9ヵ月 1,340 1,360 1,380 1,420 1,440
8ヵ月 1,190 1,210 1,230 1,260 1,280
7ヵ月 1,040 1,060 1,070 1,100 1,120
6ヵ月 890 910 920 950 960
5ヵ月 740 750 770 790 800
4ヵ月 590 600 610 630 640
3ヵ月 450 450 460 470 480
2ヵ月 300 300 310 320 320
1ヵ月 150 150 150 160 160

何だかこれだけでは良く分かりませんが、この表をベースに紐解いていくと、ある結果が見えてきます。

1年で解約した場合の実際負担額

1年で解約した場合
契約期間 契約時保険料 解約返戻金 実質負担額
12ヵ月 7,060 0 7,060
24ヵ月 8,950 1,730 7,220
36ヵ月 10,790 3,570 7,220
48ヵ月 12,600 5,380 7,220
60ヵ月 14,380 7,160 7,220

1年(12ヵ月)契約の方が160円ばかり負担が少なくなっていますが、2年(24ヵ月)以上の契約では、負担額は全て7,220円と同額になっています。

2年で解約した場合の実際負担額

2年で解約した場合
契約期間 契約時保険料 解約返戻金 実質負担額
24ヵ月 8,950 0 8,950
36ヵ月 10,790 1,690 9,100
48ヵ月 12,600 3,500 9,100
60ヵ月 14,380 5,280 9,100

先程と同様に、2年(24ヵ月)契約の方が150円ばかり負担が少なくなっていますが、3年(36ヵ月)以上の契約では、負担額は全て9,100円と同額になっています。

3年で解約した場合の実際負担額

3年で解約した場合
契約期間 契約時保険料 解約返戻金 実質負担額
36ヵ月 10,790 0 10,790
48ヵ月 12,600 1,660 10,940
60ヵ月 14,380 3,440 10,940

こちらも同様に、3年(36ヵ月)契約の方が150円ばかり負担が少なくなっていますが、4年(48ヵ月)以上の契約では、負担額は全て10,940円と同額になっています。

4年で解約した場合の実際負担額

4年で解約した場合
契約期間 契約時保険料 解約返戻金 実質負担額
48ヵ月 12,600 0 12,600
60ヵ月 14,380 1,630 12,750

このケースでは、4年(48ヵ月)契約の方が150円ばかり負担が少なくなっています。

結論

長期契約にすると、途中解約した場合に「損をする」と思われがちですが、実際にはドンピシャの契約期間で契約した場合と150円前後の違いしかありません。

長期契約の保険料は、1年あたりの保険料がお得になるように設定されているので、何年乗るか決まっていない場合は、契約期間を長めにしておく方が得策といえます!

ご参考(契約期間と1年あたりの保険料)

契約期間 契約時保険料 1年あたり保険料
12ヵ月 7,060 7,060
24ヵ月 8,950 4,475
36ヵ月 10,790 3,597
48ヵ月 12,600 3,150
60ヵ月 14,380 2,876

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