DT50レストア大作戦

番外編1:ヤマハDT50の年代別グラフィックデザイン


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サクっと読みたい方は、ぜひ下記リンクから「総集編」をご覧ください。

 

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先日、われらがDT50は検査入院の為、中村モーターサイクル商会さんへと旅立った訳ですが、どの様な検査結果が出るか、ただ待っているのも息苦しいので、今回は番外編ということで、ヤマハDT50の年代別グラフィックデザイン(知っている様で知らない?)についてご紹介したいと思います。

DT50の歴史と分類

DT50が発売されたのは、今から30年以上も前、1982年のことでした。

そこから1996年4月に発売された最終モデルまで、全くモデルチェンジされていないという事実には驚きを隠せません。
(もちろん、カラーリングの変更、常時ヘッドランプ点灯化、鍵付タンクキャップ装備といった程度の変更は行われております。)

なお、DT50の分類については、型式による分類や、マイナーチェンジ毎の分類など、様々な分類方法があるかと存じますが、今回はタンク、サイドカバーおよびフロントカウルのグラフィックデザインに変更があった時期により下記7種に分けさせて頂きました。

1.初期型(1982年モデル)
2.54A前期型(1984年3月モデル)
3.54A後期型(1987年2月モデル)
4.3LM1型(1988年8月モデル)
5.3LM2型(1991年1月モデル)
6.3LM3型(1992年6月モデル)、3LM4型(1993年7月モデル)
7.3LM5型(1996年4月モデル)

DT50年代別グラフィックデザイン

それでは早速、年代別グラフィックデザインを発売時期が古い順にご紹介していきたいと思います。

初期型(1982年モデル)

初代DT50!!ここからDT50の歴史が始まった訳です。

初期型

54A前期型(1984年3月モデル)

初期型とこの54A前期型までは、ホワイト系のボディーカラー車には、サイドカバーとフロントカウルに黒色基調のデザインを採用しており、かなり引き締まった印象となっております。

ちなみに、ブルー系のボディーカラー車は、黄色基調のデザインが採用されているのですが、これは好みが分かれる色使いだと思います…。

54A前期型

54A後期型(1987年2月モデル)

販売期間が1年半程しかなかったので、市場に出た台数は極端に少ないと思われます。

ちなみに、今回ご紹介させて頂く写真画像も海外サイトからの拾いもの等となります。すいません…。

54A後期型

3LM1型(1988年8月モデル)

この後の3LM2型から、流線的なデザインへとシフトされていくことを考えると、DT50最後の硬派デザインであるといえるのではないでしょうか?

3LM1型

3LM2型(1991年1月モデル)

歴代DT50の中で、私酒井が最も気に入っているグラフィックデザインがこの3LM2型となります。

よって、今回のヤマハDT50レストア大作戦の企画ベース車両も、3LM2型をチョイスしたのですが、悲しいことにフロントカウルとサイドカバーのエンブレムが剥がれてありません…。

なお、この3LM2型は、販売期間が1年半程しかなかったので、前述の54A後期型と同様に、市場に出た台数は少ないと思われます。

3LM2型

3LM3型(1992年6月モデル)、3LM4型(1993年7月モデル)

3LM3型から3LM4型に移行した際には、グラフィックデザインやカラー設定の変更はありませんでしたので、1992年6月から実に4年近くもの間、このグラフィックデザインのDT50が市場で販売されていたことになります。

年式が比較的新しいということもあり、個人的な印象では、最も良く見かける(とは言っても、街中でDT50を見かけることは殆どなくなりましたが…)DT50は、この3LM3型と3LM4型だと思います。

ちなみにホワイト系のボディーカラー車では、3LM3型はシートカラーがピンクで3LM4型はパープルといった違いがあります。

3LM3型_3LM4型

3LM5型(1996年4月モデル)

いわゆる最終型と呼ばれるモデルで、ガソリンタンクキャップが鍵付になり、またヤマハブラックのカラーリングが追加されたのもこの最終型からとなります。

3LM5型

ご意見お待ちしております

いかがでしたでしょうか?

懐かしく思われた方がいらっしゃいましたら、「オレも昔○○型に乗っていたよ!」「私の世代は、○○型が全盛だったよ!」などなどコメントやお問い合わせを頂けると嬉しいです。

また、可能な範囲で調べて記事を書いているつもりではございますが、如何せん30年以上も前のことですので、誤って掲載してしまっている内容などもあるかもしれません。

お気付きの点がございましたら、ぜひご指摘下さい。

これからも、本編だけでなく番外編も随時更新していきたいと思いますので、引き続きヤマハDT50レストア大作戦をお読み頂けますと幸甚です。

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コメント

  1. s syouten より:

    う~ん懐かしい。
    まさしく3LM2型乗ってました。
    なんにも世間を知らない16歳、原付免許を取って最初のバイクがDT50でした。

    当時はレプリカバイクで峠を走るのが流行っていて、猫も杓子もTZR50、NS50F、RG50γなどオンロードばかりで、ひねくれものの私はオフロード走るわけでもないのにDTを買ってました。

    1. sakai より:

      s syouten 様

      コメントありがとうございます。
      初バイクがDT50とは、素敵な16歳ですね!!

      私も相当な「ひねくれもの」だと自負しておりますが、ひねくれたのは大人になってからで、若い頃は王道をいっていました(笑)

      最近またDT50も欲しくなってきたので、今作っているモンキーが落ち着いたら、もう1回DT50に乗ろうかな…。

      ではでは、また覗きにきて頂けると幸甚です。

      酒井

  2. よんく より:

    お初です。
    貴公のグラフィックデザインによると、私最初のDT50は、3LM1型でした。
    元気のよいエンジンで、坂道でスピードが上がらないと気付くと、レッドゾーンに入っていることがしばしば。
    それでも不調きたすこともなくよく走ってくれました。
    3万キロを超えた頃、近所の高校生にあげたのですが、パンクしたまま走るなどで、すぐぼろぼろになってしまいました。
    数年後、セローのセカンドバイクとしてヤフオク!で購入したのが3LM4型。
    走行4500キロでさびもほとんど無い、きれいな車体でした。
    現在(2023年12月)エンジンからの異音、および冷却システムの異常で修理中です。

    ピーキーな素性で乗りやすいとは言えませんが、現在では市販はありえない個性が貴重な存在です。
    治ってきたらまたレッドゾーンまで回してやろうと思っています。

    1. sakai より:

      よんく様

      コメントありがとうございます。

      「現在では市販はありえない個性」

      まさに、おっしゃる通りですね!

      私も落ち着いたら、また遊び用にDT50を1台保有したいなぁ…と思います。

      お互い安全運転でバイクライフを楽しみましょう♪

      酒井

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