税理士や税理士事務所で働く人は、どのような服装が相応しいのでしょうか。
必ずスーツを着なければならないのでしょうか。
税理士事務所を訪問するときは、どんな服装にすれば良いのでしょうか。
今回は、税理士と服装をついて考えてみたいと思います。
一般的な税理士事務所の場合
税理士事務所に限らず、どのような業種であっても、必ず「相応しい服装」というものがあります。
税理士事務所に「相応しい服装」は、顧客や関係取引先の印象を損ねない服装です。
税理士の仕事というのは、顧客と対面して行う業務(報告・相談・打合せなど)と、事務所で行う業務(入力、資料作成、調べ物など)に大別されます。
事務所で業務を行う日は、ラフな服装でも問題ないと考える方もいらっしゃいますが、不意な来客がある可能性などを考慮すると、やはりそれなりの配慮は必要となります。
また、税理士事務所が受託する業務というのは、会計・税務、経営相談、相続・事業承継といった会社の命運や個人の人生設計を担うような非常に重要な部分であり、顧客との間に相応の信頼関係が必要とります。
さらに、これらの業務を遂行するためには、「お金」という重要で秘匿性のある情報を扱うことから、顧客は税理士に対して「信頼感」を求めます。
こういった内容を踏まえて、税理士事務所に「相応しい服装」を考えれば、自ずと答えは見つかることでしょう。
一般企業との違い
それでは、一般企業と比べるとどうでしょうか。
顧客や関係取引先の印象を損ねない服装であることは重要ですが、税理士と顧客、税理士と関係取引先との関係は常にフラットです。
一般企業のように、得意先・親会社・元請け・下請けといったしがらみは基本的に存在しないので、一般企業と比べると比較的自由な服装でも問題がないと言えます。
IT系の企業やデザイン・服飾系の事務所のような「何でもアリ」の自由さこそありませんが、「清潔感」のある服装であれば、特にスーツに拘る必要はないでしょう。
税理士事務所を訪問する際の服装
初めて税理士事務所を訪問する際、どのような服装が良いのか悩みますよね。
しかし、ご安心下さい。
私がここで正解を示します。
それは、
税理士の印象を損ねない服装
です。
そして、
「清潔感」のある服装であれば、特にスーツに拘る必要はない
でしょう。
あれ、どこかで見た内容ですね??
そうなんです、税理士事務所を訪問する際の服装は、税理士事務所で働く際の服装と同じように考えれば良いのです!
なぜなら、
税理士と顧客との関係は常にフラット
なのですから。
ちなみに、私は初めて相談に来られた方と顧問契約を締結するか否かは、その方の考え方や人柄を見て決めています。
そして、この人柄は「服装」や「言葉使い」にも現れます。
私たちは、おそらく日本で唯一の自動車業界に特化した税理士事務所ということもあり、全国各地から年間で100件近いご依頼を頂きます。
とても有り難いことではございますが、お引き受けして顧問契約を締結するのは、年間1~2件程度です。
HP経由での問い合わせ、
お電話での問い合わせ、
ご来所による面談、
いずれの場合も、これから互いに信頼のできるフラットな関係を築いていくための第1歩な訳ですから、相手に対する敬意が感じられない服装や言葉使いの方は、お断りさせて頂いておりますこと、何卒ご理解頂ければと存じます。