DT50レストア大作戦

第19回:DT50 ステムベアリング交換<前編>

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昨年の11月にリア足回り&ブレーキ回りの作業を終えて以来、冬眠に入ってしまっていたDT50ですが、少し暖かくなって参りましたので、フロント回りの作業に着手しました。

今回の修理ターゲットは、ステムベアリングです。
ステムベアリングに異常がある際の症状としては、ハンドルを切ったときの引っ掛かりやブレーキング時のカツンという衝撃などが挙げられますが、我らがDT50はと申しますと…それ以前の問題でした。(詳しくは、この後に登場する画像をご覧下さい。)

このステムベアリングの交換(打ち替え)という作業は、交換する部品はボールベアリングベアリングレース(ボールレース)だけなので、部品数も少なく、部品代としても5,000円前後です。

しかし、その作業はと申しますと、外装を外して、フロント回りをバラす必要があり、さらにベアリングレースを打ち替える際には正確性が求められたり、ステムナットを絶妙な力加減で締め付ける必要があったりと、技術と経験が必要となります。

もちろん、その作業はと申しますと中村モーターサイクル商会の中村さんにお任せしました♪

では早速、作業工程をご紹介して参りましょう。

まずは、フロント回りをバラす必要があるので、車体をジャッキアップします。

ジャッキアップ

次にガソリンタンクなどの外装を外していきます。

外装はずし

う~ん、こうして見ますと、フルサイズとはいえ、やっぱり50ccだなぁ…って感じがしますね。
と、そんな物思いにふけっている暇もなく、フロント回りがバラされていきます。

フロント分解

アンダーブラケット(三又)まで外れたところで、元のベアリングの状態を見てみましょう。

Beforeステムベアリング

写真左がトップ側で写真右がアンダー側ですが、どちらもグリスが錆びを拾っていて、きちんと機能していない状態でした…。

ここからは、古いベアリングレース(ボールレース)を打ち抜いて、ステム回りをキレイにクリーニングした後、新しいベアリングレースに打ち替える訳ですが、ここで中村さんが普段使われている工具を見せて頂くことにしましょう。

ベアリングレースプーラー

これは「ベアリングレースプーラー(注)と呼ばれる特殊工具で、写真左のように先端のフックで古いベアリングレースを掴んで、これにスライディングハンマーをセット(写真右)して少しずつベアリングレースを叩き出していく仕組みですね。

一方、新たなベアリングレースに打ち替える際には、「ベアリングレースインストーラー(注)と呼ばれる工具を使ってベアリングレースを正確かつ慎重に嵌め込んでいくのです。

(注)製品や用途によって呼び方は様々です。

インストーラー

写真左:ベアリングレースインストーラー(圧入用)
写真右:ベアリングレースインストーラー(打ち込み用)

さて、少し話しが逸れてしまいましたが、作業工程の続きは後編にて。

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