CAR LIFE BLOG

モンキー実車版デアゴスティーニ⑧ ハブベアリング交換(コンクリートアンカーを使った外し方)(DeAGOSTINI)


前回までのあらすじ

第1回:フレームから組み立てスタート

第2回:フレームの錆び対策とスイングアーム組み付け

第3回:リアサス組み付け

第4回:ハンドルロック分解・交換

第5回:ステアリングボトムのダストシール組み込み&トップブリッジ塗装

第6回:フォークアウター&ステム組み付け

第7回:フォークインナー組み付け

今回の作業

今回は、ホイール組み付けの準備段階として、ネットの個人売買で入手したフロント&リアハブのベアリングとオイルシールを交換します。

フロントハブと、

リアハブ。

汚すぎますね…。

ちょっとこのままでは触りたくないので、軽く洗浄してから作業します。

古いハブベアリングは、特殊工具(ベアリングプーラー)を持っていないので、コンクリートアンカーを使って抜くことにしました。有名な方法ですね。

モンキー系の場合は、必ずブレーキパネル側から作業するようにしましょう。

上記写真はリアハブのブレーキパネル側ですが、このようにコンクリートアンカー(私はM12オールアンカー60mmを使用)を打ち込んで、

反対側から適当な棒(私はM12全ネジを使用)で叩き出すと、

アンカーと一緒にベアリングが外れます。

ポイント(コツ)は、躊躇せずに強めにコンクリートアンカーを打ち込むことだと思います。

ブレーキパネル側が外れるとディスタンスカラーが抜け落ちるので、反対側のベアリングは、これまた適当な棒(私は先ほどのM12全ネジにナットを付けて使用)をブレーキパネル側から入れて叩くと外れます。

ちなみに、ディスタンスカラーはブレーキパネル側からしか抜けないので、原則として再利用不可のオールアンカー(芯棒打込み式アンカー)を使う場合は、ブレーキパネル側から行わないとアンカーが余分に必要になってしまいます。

まぁ、私が使ったM12オールアンカー60mmで1つ110円(税込)なので、そんなにケチる必要もないのですが…

強引に1つのアンカーで2つのベアリングを抜くこともできます!笑

そんなこんなで、前後合わせて4つのベアリングが無事に抜き終わりました。

そして、新しく用意したベアリングがコチラ(写真右)。

NTN製の「両側」「接触型」ゴムシールドの『6201LLU』というベアリングです。

もともとモンキーの純正ベアリングは「片側」ゴムシールドが採用されていますが(写真左)、今回は「両側」仕様のまま使用することにしました。

(ゴムシールドをマイナスドライバーなどで剥がすと簡単に「片側」仕様になります。)

シールの役目と種類(NTN株式会社 HPより)

雨や土が入りやすい鉱山や工事現場、グリース(油)が溶けるほど高温になる製鉄所でもベアリングはちゃんと働いていたね。ゴミの侵入や油漏れを防ぐため、ここで使うベアリングにはシールというゴムや鉄板のふたが付いているんだ。

シールには内輪と触れる接触形と内輪と触れない非接触形がある。接触形はシールと内輪が触れていて隙間がないので密封性が高いけど、回転時のまさつが大きいからゴミの侵入や油漏れ防止を優先するときに使われるよ。非接触形は内輪と離れているからまさつは小さいけど、接触形に比べ密封性が低い。接触形よりもまさつを減らし、ゴミ侵入や油漏れもある程度防ぎたいときはこちらが使われるんだ。こんなふうに求められる条件によってシールの種類を使い分けているんだよ。ベアリングが長く回り続けるため、シールはとても大切な役目をしているんだね。

まずは、フロントのメーターギア側から。

特殊工具(ベアリングインストーラー)を持っていないので、不要となったベアリングを当てて叩くのですが、上記写真のベアリングは叩く専用に、グリスを完全に飛ばしてあります。

グリスでベタベタだと作業し辛いので、叩く専用のベアリングを1つ持っておくと良いと思います。

メーターギア側はオイルシールが入るので、深く嵌め込みます。

なお、6V車のハブはここにスナップリングが入るそうですが、12V車にはありません。

ひっくり返してブレーキパネル側です。

再びひっくり返してメーターギア側のオイルシールを入れます。

純正部品91252-001-023
オイルシール21×35×5.5(フロントハブ)
292円(5%off)

オイルシールも意外とキツかったので、適当な大きさのソケットを当てて叩きました。

これでフロントは完了です。

続いてリアのスプロケット側。

ここもオイルシールが入るので、深く嵌めこみます。

ひっくり返してブレーキパネル側です。

再びひっくり返してスプロケット側のオイルシールを入れます。

純正部品91251-045-005
オイルシール18×32×8(リアハブ)
281円(5%off)

これでリアも完了です。

それから書き忘れていましたが、ベアリングを嵌める前にハブを温めておくと、かなりスムーズにベアリングを入れることができます。

あと、ディスタンスカラーを入れ忘れるとショックが大き過ぎるので、忘れないようにしましょう(笑)

次回の作業

 

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